隠されしセレトの秘石 第十話
















「ねーえー・・・・」
「んだよ?」
「まだ次の町に着かないのー??」
「まだだよ。」
疲れたとでもいいたい風な口調で問いかけるに、アルフォンスは笑いながら答えた。
達が今いるのは、森の中だった。
クオーフィールから北に向かった三人は、森を抜けた先にあるサフィルという町を目指し始めた。
「さてと・・・どうやら一戦交える事になりそうだぜ。」
ピタリと足を止めると、エドワードはある一点を見つめて小さく呟いた。
勿論、もアルフォンスもエドワードの見つめる先に何者かの気配があることに気付いていた。
しかし、気配は全く動く気配を見せない。
「・・・ねぇ、動く様子ないよ。」
「うん・・・でも、隙は見せられない・・・」
「そりゃ、当たり前。」
の言葉に反応し、アルフォンスが静かに答えた。
その言葉を聞き、は苦笑を浮かべながらアルフォンスの背中を軽く叩いた。
・・・痛い・・・
内心そう呟いた事は、本人しかしらなかった。
・・・アル。気をつけろ。気配は一つじゃねーからな。」
「分かってる・・・父さんの刺客だもの、甘くは見ないわ。」
「それ聞いて安心したぜ。」
エドワードの忠告を聞き苦笑しながら答える
それを聞き、エドワードは遂に行動に出た。
パンッと両手を合わせ、右手の機械鎧を甲剣に錬成し駆け出したのだ、気配のある所へと。
「そこに隠れてるのはバレてんだぜ!!いい加減出てきやがれ!」
そう叫び、気配のある場所をエドワードの甲剣がなぎ払う。
そこから黒い影が二つ現れた。
「どうやらバレていたようだな。」
「あぁ、そのようネ。」
一人は黒いハイネックの服に身体にフィットした膝丈のズボンを穿いた男。
もう一人は黒い丸首の服に身体にフィットしたロングスカートを穿いた女が出現した。
「オレの名はクロウ。」
「私の名はフィーラー。」
名乗った二人は、いきなり駆け出し始め、クロウはエドワードとアルフォンスに、フィーラーはに向かって攻撃を仕掛けた。
「「「錬金術師っ!?」」」
、エドワード、アルフォンスの三人は同時にそう叫びクロウとフィーラーの攻撃を避けた。
!!大丈夫か!?」
「あたしは大丈夫っ!!そっちは任せたわっ!」
「でも、・・・・一人で大丈夫!?」
エドワードの声に気付き、フィーラーの攻撃を避けながら答える
何とか大丈夫だろうと思ったはフィーラーから視線を外さないようにしながら答えた。
アルフォンスはそれでも心配な様で、クロウに攻撃を仕掛けながら問いかけた。
「大丈夫っ!!あたしだって・・・足手まといなんかじゃない!!」
そう言うとはパンッと両手を合わせ左手の鋼のリストバンドを甲剣に錬成した。
右指には既に鋭い爪を装着していた。
「アル!!の強さはオレ達も知ってるだろ!?アイツなら大丈夫だっ!!」
「・・・・うん、そうだねっ!」
エドワードの言葉を聞き、アルフォンスは力強く頷いた。
の強さはエドワードもアルフォンスも知っていた。
エドワードはそのの強さを信じると言ったのだ。
「アルっ!行くぞ!!」
「うん!」
そう言うと、エドワードとアルフォンスはから視線を外し、クロウを見つめた。
ダッと地面を蹴り、エドワードとアルフォンスは左右から挟みこむようにクロウの方に駆け出した。
「お前たち二人じゃ、オレには適わない。」
そんな二人を見つめながら、クロウは静かに呟き返した。
「そんなの、やってみねーと分からねーだろ!!」
そんな余裕を見せるクロウに向かってエドワードは叫びながら甲剣を振り下ろした。
しかし、そのエドワードの攻撃を紙一重で避けクロウは後ろから攻撃を仕掛けようとしていたアルフォンスに向かって攻撃を仕掛けた。
「!?」
「アルっ!!避けろっ!!!」
クロウの伸ばす両手を見て、エドワードとアルフォンスは悪寒を感じた。
そしてすぐにエドワードは叫んでいた。
その言葉の通り、アルフォンスは何とか紙一重でクロウの攻撃を避けていた。
「スカーと同じ・・・・錬金術の使い方かよ・・・・」
「下手に近づけないね・・・兄さん。」
「ああ。」
クロウの使う錬金術は、以前エドワードとアルフォンスが戦った事のあったスカーと同じものだった。
錬金術の基本である『理解・分解・再構築(再構成)』の分解で錬成をストップさせる。
結構厄介な戦いになりそうだとエドワードは思っていた。
「だから言っただろう・・・お前たちではオレを倒せないと。」
「いいや。あんたは弱い。」
クロウの言葉を聞き、エドワードは苦笑を浮かべた。
そして、キッと睨みつけながら呟いた。
「なんだと?」
エドワードの言葉に怒りを覚えたのか、クロウは低い声で呟いた。
「お前と同じような奴と以前戦った事がある。でもなお前、そいつより弱い。」
「うん。兄さんの言うとおりだ。」
そう言うと、エドワードはパンッと両手を合わせ、地面から槍を錬成した。
アルフォンスは地面に錬成陣を描き、地面の一部を山のように錬成した。
その山のように錬成されたもののてっぺんからエドワードは飛び降り上からクロウに攻撃を仕掛けた。
「ぐっ・・・・」
左へ避けたクロウの右肩をエドワードの槍が捕らえた。
「こ・・・こんなはずでは・・・・」
「だから言っただろ?あんたは弱いって。」
「確かに貴方は強いかもしれない。でも、ボク達は貴方より強い人と戦った事がある。」
「だからあんたは弱いんだよ。」
「こっこのオレより強い奴がいるわけがないっ!!」
エドワードとアルフォンスの言葉を聞き、そう叫んだ。
しかしエドワード達は余裕そうに、クロウを見つめていた。
エドワードは考えていたのだ。
クロウがそういった錬成で勝負を仕掛けてくるなら、自分もと・・・
「アル・・・こんな勝負さっさと終わらせて、を助けに行くぞ。」
「勿論そのつもりだよ、兄さん。だって、を一人になんてさせておけないしね。」
エドワードとアルフォンスはパキパキと両手の間接を鳴らし、クロウをにらみつけた。
「行くぞっ!」
「うん!」
エドワードの声に合わせてアルフォンスはクロウの元へ駆け出していた。
目の前に壁を錬成したかと思うと、横から体術でクロウに攻撃を仕掛けるアルフォンス。
その様子を見ながら隙を伺うエドワード。
パンと両手を合わせ、クロウを睨みつけタイミングを伺う。
そして、一瞬のクロウの隙を見つけた瞬間、エドワードは体制を低くしてクロウに向かって突っ込んでいった。
「っ!?」
そんなエドワードにクロウが気がついたのは、エドワードの手がクロウの胴に伸びている時だった。
ばしゅっ!!!!
鈍い音と共にクロウの身体は上半身と下半身とに別れていた。
「ぐあぁああぁぁぁぁ!!!!」
クロウは凄い雄たけびを上げ、もがき苦しんでいた。
そのときに見えたクロウの身体に描かれたセレトの秘石と同じイレズミを見つけた。
アルフォンスはそのイレズミを近くに落ちていたナイフで刺した。
するとクロウの身体は徐々に原型をとどめる力をなくし、崩れていった。
「よっし・・・・こっちは出来たっ!」
「兄さん!!のところに急ごう!!!」
「そうだなっ!!」
そう言うと、エドワードとアルフォンスはくるっと視線を移しの方を見た。
すると、フィーラーの手がに伸びるところだった。
エドワードとアルフォンスは思った。
フィーラーもクロウと同じ錬金術の使い方だったらと────
「「!!!」」






















「あの子達に助けてもらおうなんて考えないことね・・・」
「そんな気さらさらないわよ。」
「どうかしらね・・・ピンチに陥ったら、助けを求めるかも知らないわよ?それがあの子達の重荷になるとしても・・・ふふふ。」
「そのうるさい口・・・・さっさと閉じさせてもらえないかしら?」
はフィーラーの事を睨みつけたまま呟いた。
その表情は、それ以上ホザくなと言いたげだった。
あたしは・・・エドたちの重荷なんかじゃない・・・
はそう内心呟き───
「あんたにあたしたちの何が分かるって言うのよ!」
のいきなりの言葉にフィーラーは目を丸くし、を見つめたがすぐに笑みを浮かべた。
その笑みは『面白い。』と物語っているようだった。
「私にそう言う口聞いたらどうなるか・・・・思い知らせてあげるわ。」
「あたしだって、そうやすやすあんたなんかにやられたりしないわよ。」
とフィーラーはしばし睨みつけ合うと、同時に地を蹴った。
の左手のリストバンドは既に甲剣に錬成されており、その甲剣がフィーラーを狙った。
が、フィーラーの鋭く長く伸びた右手の爪によって受け止められていた。
シュッ・・・ザクッ!!!
しかし、そんなフィーラーの予想を破り、の攻撃がフィーラーの右肩に当たった。
「なっ!?」
「言ったでしょ・・・?やすやすあんたなんかにやられたりしないって・・・・」
驚くフィーラーの表情を見ながらはニヤリと笑みを浮かべそう呟きかけた。
あたしだって弱くない・・・エド達の足手まといなんかになってられない・・・あたしは・・・強くなりたいっ!!!
は内心そう呟くとギッと歯を食いしばりフィーラーをにらみつけ───
「あたしは・・・エド達の足手まといなんかになってられないのよ!!!」
そう叫んだ瞬間だった。
の首の真下、胸の中央辺りにセレトの秘石の紋様が浮かび上がった。
「紋様っ!?しまっ!!!」
の胸に現れた紋様を見て、フィーラーは慌てた。
「ぎゃぁあぁぁーーーーー!!!」
その瞬間、フィーラーの悲鳴が上がった。
の胸の紋様から漏れる紅い光を浴び、フィーラーは地面に突っ伏した。
紅い光を浴びたと思われるフィーラーの腕と胸の辺りが赤く変色し、フィーラーにダメージを与えているようだった。
「ふーふー・・・・・油断・・・したわ。でも・・・秘石の力は復活しつつあるよう・・・ね・・・ふふふ・・・くくく・・・・」
フィーラーはユラリと立ち上がりながら呟いた。
その呟きは、不気味な声で聞こえた。
ガッ・・・
「っ!!」
その不気味な声に一瞬囚われ、は動く事が出来なかった。
その一瞬の隙を突き、フィーラーの鋭く長い爪がを襲った。
の動きを封じる様に、左手の爪で身体と身体の間を突き刺していく。
下手に動けば肌は切れ、真っ赤な血が流れ出る。
はそれに気付き、動けずに居た。
既にこの時には紋様はうっすらと消え始めていた。
「こんな事であたしの身動きを封じたとでもっ!?」
そう叫ぶと、はさっきまで動かずにいたのが嘘の様に無理に動き始めた。
フィーラーの爪から逃れるために───
「っ・・・・あんな物で・・・・あたしを取り押さえられると思わないでっ!!!!」
「どうやらそのようね・・・・でもね・・・貴方こそ、ちょっと甘いわね。」
の勢いのいい叫び声を聞きながら、クスクスと笑うフィーラー。
爪についたの血をペロリと舐め取りながら、に言い放つ。
「どういっ・・・!?」
──どういう事っ!?──そう叫ぼうとした瞬間、ちょっとしためまいがを襲った。
グラッと視界が揺らぎ、そのまま後ろにある壁にもたれかかる
「私の爪から逃れるのに、血を流しすぎたみたいね・・・貴方。」
「〜〜〜っ!?」
壁にもたれかかるを見つめ、不適な笑みを浮かべるフィーラー。
フィーラーの言葉を聞き、クッと眉を潜めるを見て笑みを浮かべ──
「残念ね。最初に威勢のよさはどうしたのかしらね。」
右手を後ろに引き、鋭い爪をに突き刺そうと前に勢いよく移動させようとした。
の強さはオレ達も知ってるだろ!?アイツなら大丈夫だっ!!』
死と隣り合わせの瞬間───死のにおいがの鼻を掠めたとき、エドワードの言葉が脳裏を駆け巡った。
エドは・・・・アルは・・・・あたしを信用してくれているっ・・・・・
はハッとした顔をして、何とか右へ身体を回転させフィーラーの攻撃を避ける。
「そんなフラフラな身体でどうするつもり?」
「確かに・・・あたしはもう、こんなにボロボロで・・・血だらけで・・・戦えるか分からない・・・でも・・・それでもっ」
そこまで言うと、は言葉を一度切った。
そしてフィーラーを睨みつけ、止めた言葉をつなげた。
「あたしは勝てるという可能性がある間は絶対に諦めない!いや・・・可能性がなくたって・・・あたしは諦めたりしない!!」
エドとアルなら・・・絶対に諦めたりしないから───
フィーラーに言い放った言葉に続く言葉を飲み込み、心の中で叫ぶ
「ふんっ・・・そんなことを言ったとしても、結果は出ているのよっ!貴方は私に負ける!これは決まっていることよっ!!」
「違うっ!!!!」
フィーラーの言葉を全否定するかのように大声で叫ぶ
「貴方は私に負けて、あの子達に迷惑をかける。哀れね・・・貴方と知り合ってしまって、こんな事に巻き込まれてしまって、あの子達。」
「違う違う違う違う!!!!」
あたしは負けないっ・・・エドたちにだって迷惑かけないっ・・・・
自分に言い聞かせるように叫び、心の中で呟く
でも──・・・迷惑をかけてないなんて・・・言い切れるの───・・・??
ふと浮かぶ疑問。
「貴方と出会わなければ、あの子達は殺されずにすんだのに・・・・貴方と出会ってしまった事であの子達の人生は滅茶苦茶・・・」
闇の中に囚われたの頭の中にフィーラーの言葉が響き渡ってくる。
そうだよ・・・いつも笑ってるけど・・・・二人に迷惑かけてないなんて・・・・あたし言い切れない。あたしと出会わなきゃ・・・二人はもっといい人生を・・・・
その闇の声に囚われたは、虚空を見つめながら心の中で呟き続ける。
「貴方はもう疫病神よっ!」
それでも・・・・あたしはエドとアルと知り合って幸せだった・・・それに・・・言ってたじゃない・・・『迷惑だなんて思ってない』って・・・
「違う!!!!!!!!!」
心の中で出た答え、そして現実で耳にしたフィーラーの言葉。
フィーラーの言葉に反発するかのように、ガシッとフィーラーの服、腕の部分を掴み破りながら叫ぶ。
「既に、この時点で勝負はついてるのよっ!!!」
そう叫ぶと、いつの間にか後ろに引かれた右手の鋭い爪をフィーラーはに向かって押し戻した。
しまったっ!!!!
そうが思った瞬間───
「「!!!!」」
エドワードとアルフォンスの声が聞こえてきた。
二人の声がの耳に届いた瞬間、の身体は自然と動いていた。
フィーラーの攻撃から避ける事は出来ないと分かっていたはそのまま左手の甲剣をフィーラーの腕に描かれたイレズミに向かって突き刺す。
「っ!?」
フィーラーの爪を体中に浴び眉を潜ませる
だか、の甲剣もフィーラーのイレズミを突き刺していた。
原型をとどめる事の出来なくなったフィーラーはそのまま崩れ落ちていく。
の身体に多数の傷を残して────・・・
ドサッ!!!
はエドワードとアルフォンスの方に視線を移し、ニッコリと微笑むと、フラッとそのまま地面に倒れた。
っ!?」
いきなり倒れたに驚きエドワードは叫び、駆け寄った。
の身体を触り、上半身を起こす。
ぬるっとした感触がエドワードの両手にあった。
スッとの身体を地面に預け両手を見つめるエドワードの視線の先には、真っ赤に染まった両手。
そして地面に横たわるに視線を向けると、真っ赤な血がジワリジワリと出てきていた。
重症とまでは行かないが、病院に行かずにいられる傷ではなかった。
「エ・・・ド、アル・・・・」
・・・・」
うっすらと目を開けるに気付き、アルフォンスは小さく呟いた。
「迷惑・・・・ば・・・・りかけて・・・・ごめ・・・・」
「そんなことない!!」
「そうだぜ・・・。オレ達、迷惑だなんて思ってないぜ。」
「〜〜〜〜っ」
「なっ泣くなよ・・・・」
エドワードとアルフォンスの言葉が嬉しく、瞳から溢れんばかりの涙を流す。
女の子に泣かれた事のないエドワードは、どうしたら良いのか分からず、戸惑うばかりだった。
「ありが・・・・と・・・・」
そう呟くは、そのまま気を失った。
その時の耳にエドワードとアルフォンスのの名を呼ぶ声が響いてきた。

















To be continued...









エリ:という事で、なんと『隠されしセレトの秘石』が第十話まで続きました!!!!!

エド:そこまで大声で言うことか?

アル:兄さん、そういう風に言わないの。書いた本人としては嬉しい事なんだろうから。

エリ:そしてそしてそして!!!ゲストとしてエドとアルが起こしくださいましたぁぁーーーーー!!!エドといえば豆っ!!ちっさい!!本当にちっさいですっ!!!

エド:だぁぁぁれが、見えないほどの豆粒ドちびかぁぁーーーー!!!

エリ:うーん、し・ん・せ・んvで、こちらが鎧に魂を定着させた中身のない大きな身体のアルフォンス君!!

アル:好きでこんな身体になったんじゃないやい・・・・(泣)

エリ:うーん、こっちもし・ん・せ・んvもうっいじけちゃいやんっ♪

エド:オレ達で遊んでるだろ、あんた。

エリ:うん♪それから、あたしはあんたじゃない。

アル:えーっと・・・エリさん、だったっけ?

エリ:ぴんぽーん♪初めは作者で出てこようかと思ったけど、やっぱHNあるんだし♪って事でHNで出てきちゃった♪

エド:あっそ。

エリ:はいはい。そこツレナイぞぉ〜vvvあ、あたしの事はエリって呼び捨てで良いからねv宜しくぅv

エド:はいはい、宜しくな。オレは───

エリ:エドワード・エルリック。15歳。愛称はエド。12歳という最年少で国家資格を取った『鋼の錬金術師』でしょ?

エド:何処まで知ってやがる?

エリ:いろいろとvで、君がアルフォンス・エルリック。14歳。愛称はアル。エドの弟で、突っ走りやすい兄の保護者的存在にもなりつつあるw

アル:う・・・・当たってるからフォローできないよぅ、兄さん!!

エド:いぢめだぁ〜〜〜

エリ:はいはい。いぢめてないから。

アル:エリって、面白いね。

エリ:それがとりえだから。で、本題から離れてるっつーの!!

アル:ちょっと兄さんに似てるかも・・・・(ボソッ)

エリ:なんか言った?

アル:なななな何でもありません!!!!

エド:で、本題って?

エリ:この話はどうだったかってことよ。って言っても、エドとアルはこの話に出てくるキャラだもんねー・・・感想なんて述べられない・・・か。

エド:・・・・何言ってんだ、こいつ。

アル:さあ・・・?って、女の子に向かってこいつはダメだよ、兄さん。

エリ:女の子ねぇ・・・あたし、一応二人より年上よ。

エド:・・・・何歳?

エリ:17歳

アル:・・・え?

エリ:だから、17歳なんだってばっ!

エド:うっそだぁ〜〜(笑)

エリ:いっぺん死んでくるか?

エド:まぢだったのかよ・・・・

エリ:嘘ついてどうすんねん。てか、そんなに幼く見える?

アル:服装が服装だからねぇ・・・・

エド:15,6歳くらいに見えるかなぁ・・・

エリ:今の年齢とあまり変わらないのね(笑)

アル:まぁ・・・兄さんと同じか、一個上くらいって感じ。

エリ:まぁ、あたしも自分の年齢16歳って時々間違える事あるし・・・ま、いっかv

エド:良いのかよっ!!

アル:良いの!?

エリ:問題なしでしょ?若く見られるわけだしv

アル:そういう考え方もあるのかぁ〜

エリ:怒ってばかっりじゃ、疲れるしね(苦笑)

エド:オレの事を言いたいのか?

エリ:誰もエドの事だなんて言ってないでしょ?

アル:兄さん・・・・(汗)

エド:それより・・・今思ったんだけど、エリって女で、その歳にしては背高いよなー・・・それに足でかっ!

エリ:(ピクッ)・・・今なんつった?

アル:・・・・

エド:え?だから、エリは女でその歳のわりには背が高い。それに足がでかいな。と・・・

エリ:背が高くて何がわりぃぃーーーんだよ!?あぁ?それに、足でかいっつーなっ!!!いいなっ!!!

エド:(びびくっ)

アル:(びくびくっ)

エリ:なんちゃってvこんな風に怒ってるんじゃ、まだまだこ・ど・も・よv(笑顔)

エド:な・・・なんか、本気で怒ってた気がするのは・・・・

アル:気のせい・・・・なのかな?

エリ:気のせい気のせい(笑)っと・・・そろそろ後書きも終わりかな。

アル:?

エリ:そろそろお別れね。また今度会いましょう♪

エド:えっおいっ・・・ちょっ・・───

───(無理矢理)幕───

エリ:あとがき楽しんでもらえたのであれば、嬉しいですv






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