全てにおいて無駄に金をかけてるこの学校は、桜並木もそれはもう見事で。
思わず見惚れるような綺麗な桜と共に、入学してから二度目の春がやってきた。
………ん、だけど……。
イトシイヒト 第十二話
ちらちらと、雪のように桜の花弁が降り注ぐ。
生徒達はその美しさに誰もが笑みを零し、この季節……ほんの僅かにしか見られない光景を楽しんでいる。
もちろん、普段は多くの事に無関心なも例外ではない。
桜の花は好きだし、両親が生きていた頃は毎年お花見に行っていた。
だから、こうして桜が満開になると嬉しくなるし、特にこの学校の桜はずっと見ていても飽きないくらい美しい。
だが……
うん、凄く綺麗なんだけど……あたしの記憶が確かなら、この桜を見るのは2回目だよね?
去年ここに入学したはずなのに、何であたしはまた高1の春を迎えてんだろう……。
桜が舞い散る風景を眺め、そろそろ聞き慣れてきた女子生徒たちの声を聞きながら、はどこか遠い目で思いを馳せる。
今日はアルバイトもないし、放課後はヒマだったので、はまたホスト部に遊びに来ていた。
今日は中庭でお花見を兼ねたガーデンパーティーをするから……と、いつものように双子とハルヒに誘われて。
ちなみにその双子とハルヒは、接客が忙しいからとどこかに行ってしまったので、はこうして一人ぼんやりと過ごしている。
もともとホスト遊びもどきにはさほど興味はないし、こうやって桜を眺めているだけでも楽しめるから。
と……
「いらっしゃいませ、さん。今日は誰を御指名に?」
気配もなく背後から聞こえてきた声に、ぴたりと足が止まった。
この声を聞くと、否応なしに機嫌のボルテージが下がっていくのは、仕方がない事と思いたい。
「どうしたんだ?何だか機嫌が悪いみたいだが」
「自分の胸に聞いてみてくれませんか、個人情報保護法違反の鳳先輩」
じろりと睨み上げながら低い声で言ってやるが、鏡夜自身は営業スマイルを浮かべたまま全く動じていない。
何の脅威にもならない存在に睨まれた所で、怖くも何ともない……というところなのだろう。
「心配ないよ。あいつらも誰一人、他言はしていない。
まあ、環が校門で口走った内容を除いて、だが」
「………………………」
「そんな事よりも、今日は誰を指名するんだ?」
会話成立させる気ないでしょ、とか、人のプライバシーを『そんな事』で済ませるなよ、とか、色々とツッコみたい事はあったが……。
なんだか何を言っても無駄な気がして、深〜い溜息をつきながら周りを見回した。
「……あれ、先輩って今日はお休みなんですか?」
ざっと全体を見回してみたが……他のメンバーはいつも通りそこにいるが、の姿が見当たらない。
にとって、こんな事は初めてだ。
まだ数える程しか来た事がないとは言え、メンバーが欠けているのは一度も見た事がなかったのに……。
「………ああ。は事情があって、部を欠席している」
そう呟いた鏡夜の声のトーンが、その表情が、いつもと違った気がして……はぴくりと眉を動かした。
すぐに元に戻ったので、『気のせいか?』と思うような短い時間の変化だったが……。
どうして、部活を休んでいるだけでそんな顔をする?
しかも、人一倍ポーカーフェイスが上手いはずの鏡夜が、あろう事かの前でそれを崩すなんて。
『部を』という事は学校には来ているのだろうが……何か、普通ではない事情があるのだろうか……?
「そうなんですか。
えーと………得に誰目当てでもないんで、手が空いてる人なら誰でもいいです」
とりあえず、その事に関してはそれ以上は追求せずに話を進めた。
鏡夜の事だ。どうせこちらがこの事に関して何か突っ込んでも、教えてはくれないだろう。
自分は所詮、お客の一人………ホスト部から見ればあくまで『部外者』なのだし。
「そうか。それなら……」
「あー!ちゃん、来てくれたんだねぇ〜♪いらっしゃいませv」
何か言おうとした鏡夜の声を遮り、大声で自分の名前を言う可愛らしい声が響いた。
その声で、ざわり……と決して好意的とは言えないざわめきが一部で起こるが、それは無視しておく。
そのまま後ろを振り返ると、そこには笑顔でこちらに駆け寄ってくる光邦。そしてその後ろには崇がいた。
「あ、埴之塚先輩に銛之塚先輩。こんにちは」
「……久しぶりだな」
「えへへ、また来てくれて嬉しいなv
あ、僕達の事は“ハニー先輩”と“モリ先輩”って呼んでね〜」
ニコニコと笑いながら、ぎゅっとの腕に抱きついてくる。
その姿は本当に愛らしいのだが……同時に、彼は本当に高3なのだろうか……と思わず疑ってしまうものがある。
とは言え、本当にそうツッコむ訳にもいかないので、そのまま「あ、はい。わかりました」と言っておいたが。
「今日は誰をご指名なの?タマちゃん?それともハルちゃん?」
「いえ、彼女の指名はまだ決まっていなかったんです。
手が空いている人なら誰でも構わないとの事ですので……ハニー先輩、モリ先輩、お願いできますか?」
「うん!じゃあ行こうよ、ちゃん。僕がお茶点ててあげる♪」
「……こっちだ」
笑顔の光邦に手を引かれ、反対側の横に崇が並び……そのまま3人で一緒に歩いていく。
周りを見てみると、お客である女子生徒たちは相変わらず、楽しそうに笑っていた。
部員達にもてなされている人も、順番待ちのため女子同士で談笑している人達も……。
その表情から感じるのはただ一つ……心から、この時間を楽しんでいるという事。
みんなが笑っていて……何だか、本当に幸せそうだ。
相変わらずいかがわしいと言うか、至って意味のわからない部だが……。
それでも、こうやって大勢の生徒に必要とされ、みんなを笑顔にしている事は……確かなんだろう。
「……ねえ、あれ大丈夫……?」
「言うべき……なのかな」
目の前の光景を見ながらこっそりハルヒに耳打ちし、小声でそんな会話をする。
日本庭園側の水上茶室では、光邦が真剣な顔でお茶を点てていた。
その横には、現在接客中のお客様なのだろう。数人の女子生徒がいる。
……の、だが……これは、『お茶を点てている』と言えるのだろうか。
光邦本人は至って真剣なのだが、茶せんを動かす勢いが強すぎて、お茶が次々と零れてしまっている。
もはや、茶碗に残っている量よりも、零れた量の方が圧倒的に多いだろうと言うほどだ。
「……光邦、減りすぎだ」
色々な意味で大丈夫かと思いながら(ハルヒ&)、子を見守る母のような思いで見守っていたら(他の女子)、崇の口からそんな言葉が呟かれる。
それを聞いて、光邦もようやく茶碗の中の現状に気がついたのだろう。
じっとそれを見つめ……だんだんと悔しげな、そして泣きそうな顔になっていく。
俯きがちに涙を堪えるようなその仕草は、何とも保護欲をそそられるもので……
「いただくわ、ハニーくん!すっごくおいしそう!」
「そう!ちょうどこのくらいの量がいただきたかったの!
すごいわハニー先輩、どうしてわかったの!?」
そんなハニーの周りには一気に、約二名を覗いてその場にいた女子が群がった。
スプーン一杯分程度の量しかお茶が入っていない茶碗を抱え、笑顔で光邦をフォローしている。
そして……
「……ちょっと、お手洗いに」
「……あたしも」
そんな光邦の姿には全く動じていない、約二名ことハルヒとは、そう言い残して静かにその場を離れた。
騒ぎの中心地から離れると、賑やかな声はいたる所から聞こえて来るが……自分達の周りの空気は静かになる。
「何つーか……可愛いといえば可愛いんだけど、何かが違う気がするのはあたしだけかな……」
「ううん、そんな事ないと思うよ。……よかった、同じ感覚の人がいて」
思いのほか真剣な言葉にお互い顔を見合わせ、軽く溜息をつく。
ここにいると、自分の価値観の方が間違っているような気分になるが……仲間がいるのは何よりだ。
ハルヒと並んで歩きながら、あちこちに視線を送ると、相変わらずみんな楽しげだ。
部員の笑顔に、女子生徒たちの笑顔。
一歩離れたところから、それを見ている自分。
そこにの笑顔がない事を除けば、いつも通りのホスト部だ。
「そう言えば先輩、今部活休んでるんだって?何かあったの?」
先程は鏡夜にあえて聞かなかった事を、今度はハルヒに聞いてみる。
きっとハルヒなら、知っていれば何か教えてくれるだろうと思って。
と………『先輩』と言った途端、ハルヒの表情は見る見るうちに変わっていった。
その場に固まったように足を止め、少し驚いたような顔をした後、悲しげに眉を寄せる。
「ハルヒ……?」
「自分も……よくわからないんだ。あの時から、部活に来なくなったんだけど……」
「……あの時、って?」
ゆっくりと首を横に振るハルヒに、もまた慎重にまた問い返した。
無理矢理聞きだしたくはないし、これでハルヒが何も言わなければ、その時点で話を変えるつもりで。
だが……幸い、と言うべきかどうかはわからないが、ハルヒは少しだけ黙り込んだ後にゆっくりと口を開いた。
ハルヒが言う、『あの時』……。
それは、とクラスメイトらしき男子との会話を偶然聞いてしまった時の事、らしい。
と男子生徒は、なにやら口論になっている(と言うか、が一方的に絡まれていた)状況で。
は強く強く彼らを睨みつけながら……こう叫んだ、と。
『うっさいんだよ!!うちが誰と仲良くしようが、誰と仲良くしたくなかろうが、あんたにゃ関係ない!!
うちは男が嫌いなんだよ!喚き散らして、気持ち悪くて、思うようにいかないと力に頼る!
弱くて、ずる賢くて、吐き気がする!』
『なんだ、あんたら うちがあいつらと仲良くすんのがそんなに気に食わないわけ!?
キモイったらありゃしない!うちがあいつらと仲良くしてるように見えんなら、その目、捨てちまえ!』
「先輩が、そんな事を……?」
その言葉を聞いて、もさすがに驚いた。
確かには男嫌いな所があるようだが……それでも、ホスト部の皆とはそれなりに仲良くしているように見えたのに。
そこまで感情的な言葉を吐き捨てるほど嫌っているようには、見えなかったのに……。
「それで、先輩はその後……」
「それ本当?って聞いたんだ。
そうしたら、『感じたままに受け取ればいい』って言って、どこかに走っていった……」
先輩が部活に来なくなったのはそれからだよ、と続け、考え込むような沈んでいるような表情で俯く。
正直、にわかには信じられない話だが……ハルヒが言うなら本当の事なのだろう。
だが……どうしてはそんな事を言ったのだろう?
そもそも、どうしてそこまで男を毛嫌いするのだろう……?
……と、はそこまで考えて………すぐに、考える事をやめた。
いや……正確に言えばそれ以上は考えが進まず、思考を止めざるを得なかった。
だって、その問いの答えを導き出せるようなものを………は何一つ、持っていないから。
が本当は女子である事は知っている。
しかし……男だと偽っているその理由も、ホスト部にいる理由も……男を嫌う理由も、は何も知らなかった。
知ろうとも……していなかった。
そっか……。そうなんだよね。
何も知らないって事は……こういう時、何をすればいいのかさえわかんないって事なんだ……。
もの事は好きだし、少なからずお世話になっている先輩だ。
何かできる事があるなら、力になりたいと思うが……何をすればいいのか、全くわからない。
……『知らない』とは、こういう事なのか……。
「そっか………何があったのかはわかんないけど、早く部活に出」
「ちゃん!ハルヒ!」
出てきてくれるといいね、と続けようとしたが……その言葉は、よく通る誰かさんの声に遮られた。
具体的に言うと、やけにご機嫌な環の声に。
「どうだ、楽しんでるか?庶民の宴のように頭にネクタイを巻いたり出来ず、寂しいかもしれんが……ごらん!
本来花見とは、花だけを愛でる事なのだよ!ネクタイは、後でこっそり俺が巻いてみてやろう!」
「はあ、大変なお心遣い、恐れ入ります」
「てか、庶民の花見でもそうそう見ませんけどね、そんなベタな酔っ払い」
どうやら環は、相変わらず庶民文化を若干ズレて認識しているようだ。
棒読み口調のハルヒと、呆れ口調でツッコむだが……ちゃんと環に届いているだろうか。
「最も俺達の場合、愛でるよりも愛でられる方に忙しいわけだが………
おっと、これはいつもの事かにー?」
「知りませんよ。少なくともあたしは、愛でた覚えは一度たりともありませんし」
「ははっ!相変わらずちゃんは照れ屋さんだなぁ♪
でも、おとーさんはちゃんのそんな所も好きだぞ!」
…………会話がかみ合ってない……いや、いつもの事だけど。
背後にキラキラを飛ばしながら、に向かってウインクを1つして見せる環。
どうやらツッコミは届いてないらしいので、は彼と会話を成立させる事を諦めた。
何と言うか……相変わらず独自の世界で生きていると言うか、一度でいいから溜息をつかずに彼と会話してみたい。
「さらに言うなら、今の俺は誰よりも春めかしいぞ?どこがどのように春めかしいか当てられるかにゃ?
んー、でも言ったらホレちゃうかにゃー………よし!考える時間を3分だけ……」
「「頭?」」
ハルヒと共に見事なユニゾンでそうツッコむと、いつものように体育座りで落ち込んでしまった。
最も、だからと言って誰一人気にしないのだが……。
そうか、なんだかいつもの3割増でウザいと思ったら、彼の頭の中も桜が満開だからか。納得した。
「ハルヒ、今学期の選択教科決めたかー?」
「どーせなら、一緒のとろーぜ」
「「僕達同じクラスだしv」」
「あ、常陸院ズ」
どこから現れたのか、妙に『同じクラス』を強調しながら双子がハルヒに抱きつく。
そう言えば……双子の言葉を聞いて思い出したが、もまだ選択教科の用紙を提出していなかった。
何の教科を取るかは決めてあるし、明日にでも提出しなければ……。
「うーん、どうしようかな………ちなみに、は何の教科取るの?」
「あたし?とりあえず、第2外国語はフランス語にしようと思ってる。
で、あとは日本史と倫理学、家庭科……かな?」
「「体育とか取んないの?」」
「取んないよー、疲れるし」
放課後になればバイトが待っているため、体育のような体力的に疲れる授業は取らないようにしている。
加えて今年の選択科目は、進学に関わるもの以外は得意科目で固めたので、いくらか負担も減るだろう。
授業中は、貴重な体力回復タイムなのだから……
「うわああああああ!!聞きたくない――――――ッ!!!」
突如響き渡った悲哀の雄叫びに、は『今度は何だよ』と言わんばかりに眉を潜めた。
もう振り返らなくとも、その声の主が誰かはわかる。
「この不埒者がァ!!そこへ直れェ!!貴様らの悪事、しかと見届けたァ!!」
「すみません、耳が痛いんで大声で喚かないでくれますか、須王先輩」
「……何かな、やっぱり頭が……」
「あー、あの人最近時代劇にハマってんだよ」
「しかも大岡とか水戸様とか、庶民の味方系のやつね」
ああ、なるほど、それで何だか妙に時代劇がかった口調になっているのか。
確かに、環が好きそうなジャンルではあるが……影響されやすい人だ。
そして、泣きながらよくわからない事を訴えていたかと思えば……次はつかつかとこっちに歩み寄り、がしっ!とハルヒの肩を掴んだ。
「おハルよ!そんな輩と付き合っちゃならねぇ!
今すぐ女に戻り、女友達に囲まれて暮らすのが父の願いというもの!!」
「え、てか、そういうアンタがハルヒに男装させてたんじゃ……?」
一応突っ込んではみるものの、マイワールドに突入してる環には案の定聞こえていない。
『さあ戻れ、今戻れ!』などと言いながらハルヒに迫っている姿は、傍で見ていると面白いが……ハルヒがなんとも哀れでもあった。
というか彼は、自分だけではなくハルヒの父親にもなるつもりなのだろうか。
いや、自身は彼の『おとーさん』宣言を認めるつもりなど毛頭ないのだが。
「ハールちゃんっ!ちゃんっ!二人のクラスは身体検査いつー?背ぇくらべっこしよーねーv」
一人で奉行コントを繰り広げている環を遮るように、光邦がそう叫びながらぴょこっと飛び出した。
身体検査………そういえば、それも今言われて思い出したが、そろそろそんな時期だった。
………ん?
あれ……身体検査?
一瞬そのまま話を進めそうになったが、ふっと何かの違和感を覚えて、もう一度『身体検査』というワードを頭の中で反芻する。
身体検査。
それはつまり、イコール……
おそらくその方程式が出来上がったのは、その場にいた全員同時だったのだろう。
数拍の間を置いて、その場にいた全員がハルヒに向き直った。
「……バレますね、さすがに」
そう。
当の本人はいたって普通にそう呟いただけだが……身体検査という事はつまり、文字通り身体を調べるということ。
全裸とまではいかないが、上半身裸くらいにはならなければいけない。
つまり……男と偽っている性別が、思いっきりバレてしまうという事……。
「ハルヒ、大ピンチじゃないの?」
若干顔を引きつらせつつ、がぽつりと呟いたその言葉に……全員が騒然となった。
ハルヒの本来の性別がバレてしまうという事は、つまり、もうホスト部にはいられなくなるという事。
彼らにとっては、大きな問題なのだろうから。
しかし……大騒ぎする彼らを見ながらも、は別の事を考えていた。
確かにハルヒにとっても、今回の身体検査は問題なのだろうが……
同じく男として在籍している女子であるにとってもまた、大問題なのではないだろうか?
しかもは、部員だけは女子と知っているハルヒとは違って、ホスト部の皆も男子だと思い込んでいるのだから。
女だと知られているハルヒは、もしかしたら彼らが何か手を打つかもしれないが……は一体、どうするのだろう……?
B組である自分は今回、A組である彼らの中に立ち入る事は全く出来ないだろう。
この学校の身体検査は、クラス別で実施場所が分かれているから。
身体検査はあと数日後だが、一体どうなるのだろうか……。
そしては………また、あの笑顔を見せてくれるのだろうか?
自分が女子であることをどう誤魔化すのか、はたまた女である事を明かしてしまうのか、それはわからないが……。
いずれにしても、やはりまたここに……彼らのもとに戻ってきて欲しい。
そう思うのは、自分勝手な願望でしかないのだとしても……。
今更気付いたらしく大慌てのホスト部の面々と、妙に喜んでいる環と。
そんな彼らを眺めながら、は一人、そんな事を思った。
to be continued
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身体検査の前、お花見パーティーでした! そしてヒロイン、冒頭で突っ込んではいけない事を突っ込んでます(笑) 身体検査、B組のヒロインはA組側の騒動には一切不参加になってしまいますが……どうなっていくのでしょうね♪ |
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